初めてのひとり旅は20歳の学生頃。 卒業旅行が流行っていた時代、いっちょやってみるかとドキドキしながらのチャレンジでした。 端島にいた頃から南国の島は夢でした。高さ10mの岸壁にかこまれ、落ちたら二度と帰って来れない端島の海はあってないような存在でした。 白い砂浜、エメラルドグリーンの海、そして足元には熱帯魚。 テレビでしか見ることができない南国の海は天国のよう。 でも沖縄は広いし、旅費もかかる。ヨロントウ?外国?あれ、鹿児島じゃん。なんだ熊本のとなりじゃないの! と小心な自分に無理やり理由をつけていきました。 3月、鹿児島の空港からプロペラ機で与論空港に降り立った瞬間、「らりほ〜♪」。頭にチューリップが咲いたのを思い出します。 福岡を出るときはロングコートを着て出たのに、ここはもう夏。ちょうど海水浴の解禁日あたりだったかな。でも泳ぐにはまだ寒くて観光客も少ない・・・ 短い日程のなかでスコールに見舞われ1日棒にふったり、自転車で島を一周してサトウキビ畑を通りかかった時、島のおじちゃんとおばちゃんからサトウキビを丸々1本もらったり、映画の撮影に出くわしたり、なにかとエキサイティングな旅でした。 シーズン中はダイバーやリゾート客が多く、ナンパが多いそうですので、女の子の一人旅はちょっと注意が必要です。自分なりに少しだけ成長できたかな。 はじめてのお使いに似ているような・・・ |
与論島 | ||