端島人の中には、昔の思い出を大切に思うばかりに、崩壊していく島の姿をあえて見たくないと言う人と、最後まで見続けると言う人と、2つに分かれています。 
 初めて里帰りできた時、夜寝ていると、島の建物が「おかえり〜」と言わんばかりに頭の中にぐるぐる出てきました。島の方が自分の事をよく覚えていたみたいで、うれしい気持ちになりました。
 何回も島に帰るたびに、どんどん風化していく様子が見えてきます。 中にはもう存在しない施設がありました。
 ここから掲載している閉山後の写真は、過去10年間の写真の中からよく撮れたものを選んでます。ほとんど昔のものを選んだので、建物がまだしっかり残っています。
HASHIMA 外観1
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