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【商品開発アドバイザー】

 
セキセイインコ ぶーちゃん
保護した荒鳥
1999年没 享年16歳?


 
オカメインコ クロちゃん
2000年8月〜2019年9月 享年19歳。超ビビリー 凶暴 ワガママ 甘えん坊の半手乗り。2018年に精巣腫瘍で緩和ケア生活を1年1ヶ月送った。愛鳥&仕事のパートナー♪

オカメのきもち
クロちゃんの別館


   
             
     

 我が家には、1999年に推定年齢16歳で亡くなった、セキセイインコの『ぶーちゃん』がいました。12歳をすぎたころから、止まり木から落ちるようになり、よく見ると片足の指が曲がっていました。
 医者(犬猫専門)からは「足の指を伸ばすことはできないので、止まり木を外して、この子の過ごしやすい環境にしてあげてください。」と言われ、小鳥のバリアフリー生活が始めることに。

 当時は家庭用のパソコンは復旧しておらず(Windows98時代)、小鳥の情報がすこぶる少ない時代でしたので、鳥用のプラケースなんて品は知らなかったし、店にもなかったし、インコを水槽に入れるほどではない・・・。

 そしてまた年月がたち、糞切り網にも足をひっかけて転ぶので、網を外して完全バリアフリーに!・・・なったかと思いきや、ここで新たな問題が!!!!
 今までのように、餌箱に足をかけてごはんが食べられなくなったのです。 台所にある食器で小さいものを入れるけど、お酒用の『ぐい飲み』や小鉢は高くて不安定。かといって、小皿では水が入らないし場所もとる。

 鳥かごを持ち運んだり、ぶーちゃんが歩けば器に足をひっかけ食器が倒れ中身はこぼれる始末。鳥用のプラスチックの市販の小さい容器はセキセイには高く、床においたら軽すぎてずれるので、これもNG! 小さな灰皿を設置たけど、それでも狭い鳥かごの中では場所を占める割合が大きく、ほとほと困り果て日々悪戦苦闘していました。

 適度な大きさと高さの餌入れがこの世には無い。<( ̄口 ̄||)>

 そうこうするうちに、ぶーちゃんは隣の離し飼い猫に襲われ殺されてしまいました。・・・。(TДT) 

  

 あれから10年、オカメインコのクロちゃんは今年(2008年)で8歳。オカメはセキセイよりは長生きするので、まだまだ元気ではありますが、待てども待てども、千差万別ある鳥かごに対応できる便利な餌箱は、工場製品で作られるわけがなく・・・。

          

 鳥は本来、地面に落ちている種子などを拾って食べるのが自然な姿なので、深い餌箱に頭をつっこんだ状態で食べる姿勢はとても窮屈。ストレスがかかっているのは明白です。

小鳥の身の丈に合ったサイズで、鳥かごにひっかけられる底面設置で浅型の餌箱が欲しい!

「強く思い続ければ願いは叶う」とはこのことで、数年前に工芸仲間として陶芸家のご夫妻と仲良くなり、昨年の春に窯開きイベントで行われた陶芸体験教室で作ったオカリナから余った粘土を利用して『小鳥用の食器』を作ってみたのが【小鳥の器】の始まりでした。

 第一号は形と色がいびつだったせいで、ビビリーなクロちゃんから恐れられ近寄りもされなかったけど、2作目はスッキリした色とデザインが良かったらしく、2日ほど鳥かごの近くにおいて目を馴らせ、放鳥中にオヤツの煎り大豆を入れたらすんなり受け入れて食べてくれました。

 ここ数年のペットブームで小鳥の存在価値も上がり、ホームページの代わりに簡単に作れるブログの影響もあって、たくさんの小鳥たちをネット上で見ることができるようになりました。どの子もみんな可愛くて素晴らしい!
 長生きする子もいれば、病気や怪我で闘病生活をする子もいるし、グッズにお金をかけて小鳥が快適に楽しく暮らせる様、いたれりつくせりの心優しい飼い主さんたちが増えてきました。

 鳥を診察できる病院も増え、当然小鳥の寿命は延び、いずれは介護生活が始まります。そして行きつく先は餌入れの問題!小鳥と飼い主さんの双方にストレスがかかることは当然予測できました。

 こういう事情を陶芸家のご夫婦に話したら、快く協力していただく運びとなりまして、窯元(文窯・八八窯)さんとタイアップすることで、本格的に『小鳥の器』を作ってみることになりました。 !(^^)!

  

「この世に無ければ自分で作る!」

 まずは数件のペットショップをまわって、全種類の鳥かごのサイズを測り、大きさ・高さ、設置のしやすさを考慮しながら、何度もデザインを変え、この1年間、クロちゃんをモニターに試行錯誤を繰り返し、ようやく小鳥にも人間にも扱いやすい形が出来上がりました。
 かくして2009年2月14日 バレンタインの日に、正式にホームページで販売する運びとなりました。

 一生のほとんどを狭い籠の中で過ごす小鳥たちには、せめて楽にごはんを食べてもらいたい。そんな思いで、ひとつひとつ丁寧に作らせて頂いております。市販のプラ製品に比べて値段が高いため年間20個ほどしか売れない上に、手間隙がかかり全然儲かりませんが、全国の悩める小鳥ちゃんと飼い主さんへ、心からの愛を器という形にしてお届けします。

   ←八八窯・文窯さんの工房にて
                  〜感謝をこめて〜 神村小雪